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2013年8月27日 火曜日

身辺雑記

西葛西サイクリングガイド
中編 葛西臨海公園編

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 さて、それでは公園に入ったところから。

木漏れ日と涼しい風が気持ちいい! 誰もいなくていい感じ。
かわいい吊り橋がありました。ここも自転車で渡れます。
わーい! 木でできてるところがいいですね。
海が見えてきました。
ここはただの休憩所です。おじいさんサイクリストが集っていました。(でもたぶんみんな私より体力ある)
これはなんだかわかりませんが、この渚のシンボル的なもの。渚へはあの橋を渡って渡ります。でも自転車は進入禁止なので今日はパス。
なんかかわいいものが走ってきました。なにしろ広い公園なので、このバス(?)で巡回することもできます。
 
 こちらがその乗り場。パークトレインっていうのか。
ひえー、誰もいない! くどいですが、東京に住んでると「広い場所に人がいない」というだけで、お金には換えられないほどのご褒美です。でもこの広い芝生が週末には人で足の踏み場もなくなるんですよ。
日差しがこんなにきつくないか、パラソルでもあればここで寝転がりたいんですが。
じゃあ、ここらで愛車を記念撮影。こうやって撮るとなんでもかっこよく見えますね。実際かっこいいですけど。
この一面ガラス張りの建物は展望台で、ただ登って景色を眺めるだけのものです。それがなんでこんなにバカでかいのか! (水族館の横にある)レストランなんかこの中に作っても良かったのに。
外から見た水族館。でも先に園内を一周することにしました。一躍有名になった脱走ペンギンはこの柵乗り越えたんですよねえ。すごいな。
しかしなんという空の青さ。今日は気候といい、オーストラリアを思い出します。
海に沿って走って行くと野鳥保護区に入ります。ここがバードウォッチング・センター。あくまでここから鳥を見るためのもので、中身はほとんど何もないですが。バードウォッチング・ツアーとかもやってます。
この湿地に水鳥が集まるんですが、私のカメラでは何も見えません。
きれいに整備されている公園と対照的に、この保護区は野鳥が巣を作ったりできるように、一切自然に手を加えていません。だから真夏でも下生えには落ち葉や枯れ草が積もったままです。もちろん道以外の部分は密生した藪に覆われて人は入れません。そのせいか、野鳥だけでなく野生の猫も生息しています。たぶん、鳥を捕って生きてるんだと思います。私も猫を捕獲したいのですが、これだけ隠れるところが多くては無理そう。
左側の変な木みたいなものなんだと思います? 実は木にカムフラージュした街灯なんですよね。景観を守るためでしょうか。こういう努力はいいですね。
目立たない場所に、見捨てられたような、いい感じのあずまや発見!
トロピカルですね。向こうに見えるのはディズニーランド。
気に入ったのでここで休んでいこうと思ったら、先客がいました。見るからに孤独を楽しみに来ている(じっと座って海を見つめている)ので、写真だけ撮って退散することにしました。
しかしここはいったいどこですか?! これが東京? っていうか東京には小笠原諸島も含まれるから、これが23区内って信じられる?
公園の東端まで来ました。ここまで来るとディズニーランドは目と鼻の先です。橋渡るとすぐそこです。なんか火山みたいなのから炎と煙が吹き出てたんですが撮り損ねました。
夜はもちろん花火もよく見えます。ただ、公園内は真っ暗になるので、昼間でもほとんど人気のないこの場所に、夜ひとりで来るのはちょっと怖いです。
まだ保護区内ですが、ここから景色が変わって、石垣みたいなのが積まれたジグザクの道になっています。
ところどころにこういう穴あきの壁があって、そこから野鳥を覗くことができます。だけど、本当のバードウォッチャーじゃないと、なかなか珍しい鳥は見つかりません。
でもちゃんといるところにはいるんですよね。バードウォッチャーをウォッチしてれば鳥はすぐに見つかります。話しかけてきたおじさんに「何がいるんですか?」と聞いたら、「アカガシラサギ」(と聞こえた)と教えてくれました。
ぐるっと回って、また海に戻ってきました。今日は風が強く、細かいさざ波がきらきら光ってきれいです。
ちなみにこの海は魚も豊富です。釣り人もけっこういますし、海鳥の群れが魚を捕っているのもよく見ます。っていうか、海を見てると魚がピンピン跳ねてます。脱走ペンギンもご飯には苦労しなかったでしょう。
ここは水上バスの乗り場。ここからお台場行きや隅田川めぐりの船が出ます。でも観光船じゃなくて、バス気分で乗れて、人も少ないし楽しいので、おすすめ。
Wikiを読んで知ったのだが、この待合室は水族館を設計したのと同じ建築家、谷口吉生の設計なんだって。えー、こんなものまで? そういや、トップの休憩所や、ガラス張りの展望台も見るからにモダニズム建築そのものなので、同じ人かも。というわけで、この公園は建築好きが見ても楽しめます。
緑がきれいで気持ちいー!それに誰もいないのが本当に最高。
こんな池もあります。なぜか真緑ですが。

 ここでふと「観覧車に乗って行こう!」と思い立つ。もちろん前にも乗ってるけど。私は「ひとり水族館」はなんの抵抗もないが、さすがに「ひとり観覧車」はちょっと抵抗がある。だけど見たら、カップルなんてほとんどいないし、そもそもゴンドラもガラガラでほとんど人乗ってないじゃん! 誕生日なんだから普段しないことをしようと思ったわけ。
 それに今日はものすごく天気が良くて見晴らしもよさそうだし、いい写真が撮れるかも。曇りだと遠くがろくに見えないんだよね。だいたい東京だから普段から空気汚くて視界悪いし。ここは海辺だし緑がいっぱいだから空気もきれいだけど、内陸方向を見ると晴れててもどよーんと白くかすんでる。私が内陸に絶対住みたくないのはそれも理由の一つ。

私には奇跡の一枚。歩きながらなんとなくシャッターを押しただけなのに、すげーかっこよく撮れてない? しかしほんと人乗ってないな。
もちろんゴンドラはひとりで占領。では行って参ります。
ゴンドラ内は冷房されてるんだけど、上に上がるとガラスの箱だけあって日差しが焼けるようだった。
まだ登ってる途中だけど、ディスニーランドと臨海公園が一望のもとに。(手前の大きい建物はホテル。こんなに大きかったんだ) しかしこうやって見るとディズニー狭いな。水平線上には房総半島も見えます。これも普段は見えないこともあるので、今日はやっぱりかなり空気が澄んでいる。
海側を見る。しかしこの公園はほとんどが森ですな。だから好きなんだけど。
海の反対側に広がるのは葛西の町並み。うちも見えてるはずなんだけど。しかしこうやってみるとやっぱり都会ですね。確かに一戸建ての住宅はない町だけど。
都心方向を見る。逆光がきつすぎて夕暮れみたいになっちゃった。
お正月はこの向こうに丹沢山系と富士山が見えたんですよ。ちょうどここの写真のいちばん上のやつみたいに。あまりにはっきりくっきりして、しかも異様にでかいので、幻覚でも見てるみたいだった。もっとも私の子供時代は東京中であれが見えたので、いかに空気が汚れたかということですね。
これまで観覧車乗って怖かった記憶ないんですが、今回初めて怖いと思いました。写真を撮ろうと窓に顔くっつけて見てたせいかな。下を見てもぜんぜん怖くないんだけど、こういう機械部分を見るとなぜか怖くなります。でも写真で見るぶんには真っ白でメカメカしててきれいですね。
それじゃ水族館へ行きましょう。これは水族館のそばにある区営ホテル。区営のホテルって23区内にはここしかないらしい。ただ、実質的な経営はホテルオークラがやってるみたい。けっこう高級?

 あ、言い忘れたが、ここの渚は「23区内で唯一海水浴ができる海」です。ただし夏休み中の土日だけ。ずっと遊泳禁止だったんだけど、長いこと工事をしていたと思ったら、そのためだったのか。51年ぶりの海開きなんだって。5年前からNPOが、(水を浄化する)牡蠣を育てて水質を改善し、(刺されると危険な)アカエイの進入禁止ネットを張って、泳げるようにしたんだって。なんかすごいな。もっと本格的にいつでも海水浴を楽しめるようになったらいいですね。でもそうなるとまた海が汚れるというジレンマ。うーん‥‥。

後編に続く

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