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2011年12月18日 土曜日

スポーツ

サッカーヨタ話その2
柏レイソルとJリーグとクラブワールドカップ

Jリーグ最終節 柏レイソル優勝

 とにかく最近サッカーに飢えてるので、Jリーグも地上波の中継さえあればちゃんと見ている。実はうちは貧乏すぎてまだデジタルテレビ買ってないので、地上波しか見られないのだ。ケーブルなのでデジアナ変換とかでまだアナログは見られるんだが、アナログ終了とともに、それまで見られたNHKBSが見られなくなったのが痛い。NHKBSは録画だけどプレミアとかセリエとか、Jリーグもたまにやってくれるんで。でもこれからはオリンピックもCLもEUROもあるし、やっぱりテレビ買わんとだめかなあ。そもそも、本当のサッカーファンはスカパー!に入るんだろうけど、うちはそんな余裕もないし。
 昔は毎週、地上波でJリーグ中継があったのに、なんか寂しいね。そのくせ前の章に書いたように、変なバラエティーとかにはやたらサッカー選手が出てくるのが変。要するにザックJAPANのおかげで代表だけは人気があるけど、Jリーグはだめってことか。テレビ局としては、代表人気あるからテレビに出したい → でも今の代表はほとんどが海外クラブ所属 → 海外の試合の放映権料高すぎで払えない → じゃあ、バラエティで手を打とうってこと。
 日本サッカーの健全な発達のためにはそれはなんかなー。実際、Jは弱いけど(笑)。

 とはいえ、さすがに最終節の優勝がかかった試合はNHKが中継してくれたので見ていた。1位の柏って、あまり見たことがないチームだったので興味もあったし。
 対戦相手はかつてはJリーグ有数の強豪クラブだったのに、なんでか凋落の一途をたどっている浦和。今年もからくも降格を免れたばかり。どう考えても浦和に勝ち目はないし、試合としてはおもしろくなさそうだが、上位に柏、(昨年優勝の)名古屋、(ブロンズ・コレクターの)ガンバ大阪の3チームがひしめき、この試合結果次第では勝者が変わるというのはちょっとおもしろい。
 私は去年名古屋を応援したよしみ(いちおう本田の古巣だし、ピクシー好きだし)で、むしろ柏が負けるか引き分けるかを期待していたのだが、気が付いたら途中からは柏を応援していた。
 ていうか、この試合見ていたら、とてもじゃないが浦和を応援する気になれない。さすが降格候補ってぐらいでヘボすぎ。浦和はちょうどちょっと前の日本代表みたいな試合をしている――ゼロトップでチビのMFが何人もちょこまかと走り回るが、ぜんぜん役に立ってなくて中盤であっさりボール奪われる。それに対して、柏は大柄な俊足選手を揃えて豪快でダイナミックなサッカーをしている。これだけでも好き。好きだわ、このクラブ。
 2人のブラジル人めちゃくちゃうまいし。たぶんこれが今年の柏の原動力。結局、いい外人取ったところが強いのも、Jリーグの底の浅さなんだけどなー。

 ブラジル人コンビが圧倒的なのは誰でもわかるが、私はむしろフォワードの田中順也に注目していた。なぜかというと、以前2ちゃんで、「VVV時代の本田圭佑みたいなタイプ」というのを読んで、気になったのでそれとなく注目してた。力強い左足のキックを持っているという以外、あんまり本田には似てないと思うが、大きくてうまくて強い、いい選手だ。
 加えてさわやかなハンサムというところも、個人的に非常にポイント高いし。今日はあんまり見所なかったけど、それでも力強いミドルを打ってたし。こういう人が、海外行って、一皮剥けて、代表の主力フォワードになってくれたらいいんだけどなあ。あと、柏のネルシーニョ監督の通訳の人がえらいハンサムですごく気になった(笑)。

 結果は1-3の得点差以上の圧勝で、ホームの浦和を蹴散らした柏が優勝。J2から昇格したばかりの年にJ1も連覇するという異例の記録を打ち立てた。それはそれで感動的だが、でもそれって要するに、J1もJ2も「ドングリの背くらべ」ってことだよね。まあ日本にはビッグクラブが存在しないからしょうがないが、浦和とか、名古屋とかの大物スポンサーが付いてるところでもこの程度というのはちょっと寂しい。
 でも優勝したクラブの選手やサポーターが喜ぶ姿を見るのは楽しい。涙を見るのはもっと楽しい。ただ、優勝セレモニーってこれだけなの? ちゃちなボードの前に並んで写真取るだけ? なんかしょぼくてかわいそう。敵地とは言え、せめてコンフェッティぐらいないの?
 去年の名古屋の優勝のときも日本のスタジアムのしょぼさを嘆いていたが、こういうの見ると、なんかいかにもお金がない貧乏リーグみたいで情けないな。

余談ですが、男の顔の話 

 田中順也を見ながら思ったが、最近この手の、一瞬「ハーフ?」と思うような目鼻立ちがくっきりと整った選手増えてきたよね。このクラスのハンサムがどのクラブにも1人2人いる。これって以前はあまりなかったような気がするんだが。というか、スポーツ全般、日本人選手というと、強いけど顔があまりにも残念みたいな人が多かったと思うんだが。まあ、今でも香川みたいな、どこからどう見ても日本人(笑)という選手もちゃんといますけどね。
 でも、前もちょっと話に出たハンマー投げの室伏とか(彼は本当にハーフだから反則かも知れないが)、テニスの錦織とか、フィギュアスケートの高橋大輔とか、みんな初めて見たときは「えっ?」と思って見直してしまったのは、私の頭の中の「強い日本人選手」のイメージとはかけ離れたきりっとしたハンサムだったから。
 やっぱり日本の若い男の子の顔面偏差値上がってる? それは大変けっこうなことだが、テレビや雑誌には、男か女かもわからない(マジでわからん。わしには)ナヨナヨした気持ちの悪い「アイドル」があふれてるのはなぜ? せっかく男の子がかっこよくなってきてるのに、大多数の女子はブサイクを好むってことなのか? わけわからん。

 ちなみに、A代表で言うと、海外でホモに人気のゴールキーパー川島は男っぽさ満開でホモ受けするのもわかるし、意外なところで家長あたりは古いタイプの日本男子的な意味で海外受けするタイプだと思う。女子にダントツ人気の内田は、私はべつにハンサムだともかわいいとも思わないが、それにしては変な色気があるので、実はかなりのマニア向けだと思うのだが。
 でも私が日本代表でいちばんいい男だと思うのは名古屋グランパスの楢崎。彼は若い頃はむしろ変な顔だったのだが、年取ったらやたら渋いいい男になった。性格俳優にぴったりの顔立ちで、サッカーやらせとくのもったいないぐらい。
 その楢崎と日本代表の正ゴールキーパーの座を争ってきた川口能活は、逆に若い頃はあどけない童顔がかわいいお稚児さんタイプだったが、彼もきれいに年を取っていい男になった。なんかキーパーのイケメン率って高いね。

 本田は上にも書いたように、いわゆるきれいな顔じゃないけど、セクシーで海外の女受けする顔。私みたいなガイジンが言うんだから間違いない。ところで本田と長友が「ゴリラ」と呼ばれるのって(長友はチビゴリラとも)、フィジカルがすごいっていう意味なのかと思ってたが、顔のことだったのね。あのあごと眉間のことか(笑)。いちおう向こうじゃあごががっしりして眉間が張り出してるのって、いい男の条件なんですけどね。シュワルツェネッガーみたいに。あ、だから本田はターミネーターがあんなに似合ったのか! 納得納得。
 でも一方で、本田は目がクリクリしてかわいくて繊細な面も持ち合わせていると思うよ。その意味では黒髪だった若い頃の方がかわいかったかな。金髪でも髪をのばしてたVVV時代の方が色っぽかったし。今の髪型はなんかタンタンみたいだと思う。

 ところで、服装のセンスのひどさ(っていうか、この場合はスタイリストが着せてるんだが)はまったく変わらないと、今月のメンズノンノの表紙の本田さんを見て思った。(とても写真貼る気になれないので、興味ある人はググってください) 赤いちゃんちゃんこ(じゃないんだが、そう見える和服)に、ヘビメタ系のベルトって、おめでたすぎて言葉にならない。
 かと思ったら、内田はファッション誌のみならず、女性誌やアイドル誌の表紙を飾ってるし、なんか世も末のような気もする。

Jリーグ振興策を考える

 って、もちろんそんなシリアスな記事じゃないし、ぜんぜんまじめに考えてないです。タイトルにもヨタ話って銘打ってるでしょ。

 とりあえず、JリーグもJリーグの中で見ているぶんには手に汗握るし、楽しい。それに、今でこそ海外で活躍している代表選手も、元はといえばみんなJリーグの中で育ってきたんだから、Jリーグが衰退するのは日本サッカーの衰退につながる。だからぜひともJリーグもがんばってほしいのだが、実際は、代表人気の隆盛と裏腹にJリーグの人気は落ちつつあるんだよね。理由はいろいろあるだろうが、それでも成功したリーグだと思うので、このまま尻すぼみになるのはあまりにもったいない。
 そこで私なりに改善策を考えてみた。というか、ほとんど個人的な願望だけど。

 Jリーグを見ていてちょっと感動するのは、若い人だけじゃなく、おじいさんやおばちゃんたちが夢中になって応援している光景だ。YouTubeにあった、松本山雅のJ2昇格を喜ぶ田舎のおっちゃんたちのビデオなんかを見ると、ついほっこりした気分になる。こういうサポーターを見たり、商店街を挙げて応援している様子なんかを見ると、ほんとに地域密着なんだなーと思ってうらやましくなる。
 私だってJリーグを応援したいし、応援するなら地元クラブを応援したい。なのに問題は東京にはフットボールクラブがない、ってとこなんだよね。
 え? FC東京と東京ヴェルディがあるじゃないかって? でも味スタって調布でしょう? 東京都下なんて東京じゃねーや。この辺、前の関西人差別と同様、典型的な東京人のおごりとしか思えないでしょうが、「東京都下」と書かないと多摩には年賀状が届かなかった時代の古い人間なので勘弁して下され。
 それにヴェルディは川崎でしょうが。クラブハウスは稲城市って、悪いけど聞いたこともない。東京にそんな市あったの? 今年は町田もJ2に昇格するようだが、また多摩だ! 府中の多摩川沿いに住んでたこともあるんだけど、それでも多摩に郷土愛を感じるのはむずかしい。うちなんかは東京のイーストエンドなので、まだ千葉の柏を応援する方が気分的には近い。(柏も行ったことないけど)

 なんで東京ほどの大都市で、23区内にサッカークラブがないの? 確かにスタジアム建てるには場所がいるが、サッカー場は野球場ほどばかでかくないし、バブル後は23区内にもそれぐらいの土地なんかあり余ってるし。だいたい野球は後楽園と神宮という、山手線内の絶好の立地に2つもチームがあるのに。(あ、もう後楽園って言わないんだっけ? 野球なんて見ないから知らないや)
 ヨーロッパの町の人口を思えば、東京ぐらいの規模なら、23区の各区にクラブがあってもいいぐらいだ。それは無理としても、せめて23区内に2つ、できれば西東京(世田谷あたり)と東東京(江戸川あたり)に1つずつJ1クラブがほしい。などと妄想しながらwikiを調べていたら、FC東京はかつては江戸川区陸上競技場をホームにしたこともあったんだって!
 それって、私が臨海公園行くとき自転車でいつも横を走ってるあれですか? あそこでサッカーもできるなんて知らなかった(笑)。だったらあれを改装してまともなスタジアム作ってクラブ誘致しろよ! いや、あれもけっこう駅から遠いな。日本のスタジアムのいやなところはどこも駅から遠くて不便なところなんで。だったら、西葛西駅のすぐそばに野球場あるから、あれつぶしてサッカー場にして。野球場こそ東京中にあって、あんなに必要ないから。

 などとむちゃくちゃを言ってるようだが、だいたいJクラブが経営難なのって、どれも田舎にあって集客やスポンサー集めが苦しいからでしょ? なのに東京みたいに人がひしめきあっていて、スポンサーだってよりどりみどりのところに、サッカークラブは1つもないなんてありえない! うちのほうでも、国立競技場で天皇杯とかがあった日は、ユニフォーム着た親子連れをよく見る。だけど、子供連れて調布は遠すぎる。
 スタジアムへ来てくれるお客さん増やしたければ、私みたいなサッカー大好きだけど、スタジアムには行かない怠け者を取り込むのがいちばんだと思う。はっきり言って、暇な日曜とかはサッカーが生で見れたらどんなにいいかと思うけど、かといって遠くまで行く気は起きないんだ。もし西葛西にJクラブが来てくれたら、好きな選手がいなくたって私はシーズンチケット買うけどな。
 だいたい店だってなんだって、多摩のほうにばっかり集中して、川の手(山の手に対してここらはそう呼ばれるらしい)はつねにあとまわしなことにむかっ腹を立てているんだから、来てくれたら全力で応援するのに。ああ、ついでになんとかダービーみたいに、山の手のクラブとの決戦があったらむちゃくちゃ興奮すると思う。東京23区も東西でまっぷたつに分かれるからね。
 日本代表の試合の時だけ愛国者に変身する私は、こういうときだけ郷土愛に燃えてしまう。私は東京都内をずいぶん転々として歩いて、千葉にも住んだことがあるけど、やっぱり千代田区生まれとしては絶対下町を応援する。こういうのもサッカーの醍醐味なんだがなあ。

 あと、Jリーグに対して注文付けたいことはやっぱりスタジアムのボロさ。これもヨーロッパを基準にしちゃいけないことはわかってるが、テレビでJの試合見るたび、草サッカーにしか見えなくて情けなくなる。情けない話だが、大学もやっぱりハコが大切で、校舎や食堂さえ立派なら学生が集まるぐらいだから、サッカーなんてよけいそうでしょ。ちょっとおしゃれなスタジアム建てたら、それだけで女の子や若いファンが増えると思うんだけど、それもお金がないから建てられないのか。

 あと、地上波のテレビ放送増やしてほしい。それも放映権買ってくれるのを待ってるんじゃなくて、番組枠買ってでも、毎週定時に放送してほしい。これもお金がかかるので、そもそも金がないクラブには無理かもしれないけど、Jリーグで買えばいいし、TOTOの売り上げとか注ぎ込めばいい。そもそも一般市民は地上波しか見ないし、テレビでやってるものしか興味を持たない。そういう人たちを取り込むためには絶対必要だと思う。野球が日本であれだけ普及したのはそのせいだし。

FIFAクラブワールドカップ2011

 というわけで、Jリーグ王者に輝いた柏は、リーグ戦を終えると休む間もなくクラブワールドカップに参戦することになった。ちなみにクラブワールドカップというのは、世界6大陸の大陸王者のクラブがナンバーワンの座をかけて戦う大会。日本は本来なら出られなかったのだが、今年と来年は日本開催なので、開催国枠でリーグ優勝した柏が出られることになったのだ。
 今大会の目玉はもちろんヨーロッパ代表のバルセロナ(スペイン)だが、私には「敵」なのでどうでもいい。(基本的にイングランド以外は全部敵) そりゃ強いのは知ってるけどさ、どうせ優勝するのわかりきってるんだからクソおもしろくもねーよ。
 それより「ペレの再来」と言われる18才のネイマールを擁するブラジルの名門サントスに注目していた。(大陸が違うとあまりライバル心を感じないので、ブラジルは好き。でもアルゼンチン嫌いなのでメッシも嫌い) なんでかっていうと、以前から「ネイマールは顔が本田に瓜二つ」と聞いていたので、ほんとかどうか確かめようと(笑)。アホな理由ですみません。でもほんとに勝つのはバルサに決まってるんだから、それ以外になんか楽しみがないと。
 それで結論から言っちゃうと、マジでそっくりだった。初め似てると聞かされたときは、よく引き合いに出される写真がちっとも似てないので、「どこが?」と思ってたんだよね。でも動いてるのを見るとほんとに似ている。というわけで、証拠写真をご覧下さい。

生き別れの弟? 左がネイマール、右が本田。
写真の大きさもアングルも違うけど、フォトショップで加工したんじゃないかと思うほど瓜二つだ。

 人種も年齢もこれだけ違うのに、にもかかわらずこんなに瓜二つってあるんだなあ。岡田真澄とスターリンぐらい似ている。その理由としては、南米人というのは、ご存じのように、白人・黒人・先住民がぐちゃぐちゃに混ざり合って、非常にユニークな風貌をしているのに対し、本田もちょっと日本人離れしたルックスをしているということと、ネイマールはさすが18才で、まだあどけなさを残しているのだが、日本人は年よりずっと若く見えるので、そこも本田と釣り合ってしまうというところか。
 と言っても、実はこれはいちばん似てる写真を持ってきたからで、ちょっと角度が変わったりするとぜんぜん赤の他人になってしまうところがまたおもしろい。そういう風にほんの少しずらして見ると、ネイマールはどちらかというと黒人の血が濃くて、日本人とは似ても似つかないし、本田はやっぱり細い目に平坦顔の日本人に見える。ただ、それだけ違っていてもなお、基本的に同じ顔なんだな。
 いやー、こういう境界線上の顔をじっくり観察するのはおもしろい。
 ここでまた話がそれるが、実は私も混血なんだよ。いや、両親とも間違いなく日本人なんだが、父は完全な北方系、母は完全な南方系の顔をしていて、私はその両者がまざりあった顔なのだ。私がしょっちゅうハーフと間違えられるのは、南米的な意味でのミックスだからに違いない。
 北海道出身の父は北方人種にありがちな色白、長顔、細い目、でかい鼻、薄くて柔らかくて茶色っぽい髪、それに対して、母は江戸っ子だが沖縄の人なんかに多い南方系の顔立ちで、色黒、丸顔、パッチリした大きな目、濃い黒髪と、同じ日本人とは思えないぐらい対照的な顔をしていた。それで間に生まれた私は、色白と茶髪は父から、丸顔と大きな目鼻立ちは母から譲り受けた。血ってほんとに不思議だね。
 話がそれたが、かんじんなサッカーの話に戻すと、ネイマールは確かにうまいし、天才と言われるのもわかるが、現時点はそれほどすごいとも思わなかったな。少なくともペレやメッシとくらべるのはまだ早いって感じ。もちろんまだ若いし、このまま成長したらすごい選手になるかもしれないけどね。

 一方、柏レイソルはというと、緒戦のオークランド(オセアニア代表)に勝ったのは驚かないが、2戦目でモンテレイ(北中米代表)を破って世界をあっと言わせた。メキシコはかなり強いし、柏なんて国外じゃ誰も聞いたことのないクラブだったからね。もしかして2011年の日本サッカーの奇跡(男子のアジア杯の優勝と、女子のワールドカップ優勝)のおこぼれがまだ残っていて、柏にも奇跡が起こるか? と、ちょっと期待したんだけど、さすがに3度目はなくて、サントスに負けて敗退した。
 それでも十分すぎるぐらいがんばったと思うけどね。だって柏は出稼ぎブラジル人が2人しかいないのに、相手は11人全員ブラジル人という反則技、しかもその多くがブラジル代表選手なんだから(笑)。というのは冗談だが、なにしろ国際試合の経験なんか皆無の、二部上がりのクラブが大陸王者をあれだけ苦しめたんだから、これはほめるべき。かなりきついリーグ戦を戦い終えた直後に中3日の連戦も不利だった。もうちょい時間に余裕があって、もうちょい国際経験があれば、サントスを破れたかどうかは別として、少なくとも過去のガンバ大阪、浦和レッズに並ぶ3位にはなれただろう。だけど、疲労困憊して、おまけに主砲のレアンドロ・ドミンゲスをイエロー累積で欠いた状態では無理すぎた。
 期待した田中順也はオークランド相手に点取ってるけど、その後はいまいち。柏の選手ではやはりサイドバックの酒井宏樹が目を惹いた。すべてにおいてうまいけど、目の覚めるようなクロスをバンバン放り込んで、ああいう人が代表にもいてくれれば‥‥と。これは(ポジションがかぶる)内田はヤバいな。酒井は顔はカピバラが笑ったみたいなんだけど、カピバラがかわいいのと同じ意味でかわいい。

 結果として、J1はJ2から昇格したばかりの 柏が初もの尽くしの優勝、正月の天皇杯決勝も、FC東京と京都サンガというJ2同士の対決となりこれも初。番狂わせだらけの1年だったけど、Jリーグは大震災でスケジュールがめちゃめちゃになったので、これもやむを得ないだろう。ただ、その中で(弱い方だった)ベガルタ仙台がなんと4位まで順位を上げたのは、これぞ東北魂という感じで泣かせた。そういえば、震災の記事の中でもベガルタを気にしてたよね。あのときはまさかここまでがんばると思わなかったので。

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