2008年8月の日記

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2008年8月1日 金曜日

 あまりの暑さにまたあつくないちゃん登場だ。あと、レイアウトが見にくいような気がしてきたので、ちょっとずつ変えてるところ。この太文字も、いやらしいと思ってたけど、確かにこれがまじると見やすいので使ってみた。

じゅんこ、生まれて初めてトレーニングに挑戦するの巻

 あ、もちろん初めてってのは嘘だけど。いちおう高校時代は運動部だったので、スクワットとかウサギ跳びとかやらされたけどね。でもあれは単なるしごきで、ぜんぜんトレーニングになってなかった。とりあえず、人から強制されずに運動しようという気になったのは初めて。

 最近、肉体的には絶不調だ。もちろん精神もだけど。とりあえず、この暑さと、仕事のせいで。仕事も、大学があるうちは外へ出るからまだいいのだが、大学が休みに入ると、一日中パソコンの前にすわりっぱなし。でなきゃ疲れて寝ているだけ。とにかく体を動かすことがまったくないのである。家事も最低限のことしかしないし、家が狭いから動き回ることもほとんどないし。
 おかげでますます太るのも困るが、それ以上に恐ろしいのは筋力の衰え。ちなみに私は若いころからものぐさだが、若いうちはどんなにだらけた生活していてもこういうことはまったくなかった。これが年を取るってことなんだな。中年になると、ちょっと動かずにいるだけで寝たきり老人に一直線というのがよくわかる。
 それを痛感したのは、料理をしていて、利き腕の右手がふさがっていたので、左手で中華鍋を持ち上げようとしたら持ち上がらなかったこと。筋肉に激痛が走るだけで、ぜんぜん力が入らないのだ。あちゃー! そうか! 私はふだん重いカバンを持って歩くから、腕の筋肉はそれなりに使っていたのに、膝を痛めてからはキャリーカートばかり使っていて、要するに箸より重いものを持たない生活になってしまい、筋肉が衰えてしまったんだな。
 これはヤバいと思って、ためしに腕立て伏せをしてみた。そしたら伏せはおろか、腕立てもできない! 腕を伸ばした状態でも体を支えきれないのだ。これはまずいですよ、あなた。それじゃ屈伸はと思ってやってみたら、ぜんぜん曲がらないし、あっちこっちがベキベキいうだけ。それじゃあと言って、あれ、なんて呼ぶのか忘れてしまったが、仰向けになって腰を手で支え、空中で足をぐるぐるまわすやつ、あれをやろうとしたら、そもそも尻が重くて持ち上がらない。

 自慢じゃないが、筋肉なんてものはもともとない。だから腕も足もウエストも枯れ木のように痩せてたわけで。でも若くて痩せてたころは、それでもなんとかなっていたのだが、年取って肉がついてきたら、もう筋肉が体重を支えきれなくなってきているのがよくわかる。(膝を悪くしたのもそのせい)
 自慢じゃないが、運動と名の付くものはすべて嫌い。弟がフィットネス・マニアなのと対照的ですね。実は彼も私と同じもやしっ子だったのだが、思春期のころ、急に太り始めた。それをきっかけにトレーニングを始めて、今でも毎日欠かさないという偏執狂。
 私はそれを横目で見てせせら笑っていたのだが、もう笑い事じゃない。これじゃ、そのうち(キーボードを打つ指以外)全身が動かなくなっちゃう!

 それで、ときどきは椅子から立ち上がって、体操してみたりしてたのだが、もう体操の仕方も忘れてしまったし、何をすればいいのかわからないよ。普通の人はこういうとき、ジムに通おうとか思うんだろうが、私は膝を痛めたとき、いちおう入会するつもりで行ってみただけでいやになってやめてしまった。家でじっとしてるだけで筋トレになるような方法ないかしら?(笑)

 そんなことを考えながらビクトリア(スポーツ用品店)の前を通りかかったら、ジムボールバランスボール)というものが、バーゲンワゴンにあるのを見つけた。あ、これなんかよさそう。どういうふうに使うのかも知らないが、たった1000円だから、だまされたと思って買ってみようと思ったわけ。

 家に帰って、さっそく箱から取り出すと、出てきたのは単なるビニールボール(笑)。ビーチボールのでっかいやつっていうだけじゃん! こんなものが運動になるのか? とにかく半信半疑でふくらませる。ふくらませてみてもやっぱり単なるビニールボール(笑)。
 ついてる説明書を読むと、単に上にすわってるだけでもトレーニングになるという。ほんとかよ? それじゃすわってみよう。よっこらしょと。あ、意外と柔らかくて弾力があって、けっこう座り心地いいね。だけど、つねにぐらぐら動いているので、座り続けているためには腰をぐるぐる回すことになり、確かに腰痛とかに効きそう。
 座ったままで飛び跳ねてもいいそうだ。それじゃあ、ボヨンボヨン! あ、この感じ好き! 馬に乗ってるみたい。乗馬は実は健康にいいそうで、その意味でも体によさそう。
 それじゃあ、いっそこれを椅子にしてしまえと、パソコンデスクの前に置いてみた。ちょっと低すぎるけど、なんか椅子より気持ちいい感じ。これにすわってると、たえずもぞもぞ動いているので、全身の筋肉を使う。これぞ私の捜していた動かず運動ができる器具かも。座る以外にも、筋力トレーニングや柔軟体操にも使えるそうだし、こりゃー、いいや。
 と、ボヨンボヨンしながらこれを書いていたら酔いました(笑)。うげー、気持ちわるー! 実は私、すぐに乗り物に酔うんです。ブランコに乗っても酔う人。馬には酔わないのは反撞(馬に乗ってるときの上下動のこと)がこれよりずっと激しくて固いから。やっぱり仕事中にボヨンボヨンはやめたほうがいいみたい。でも、これからはテレビ見るときはこれで運動しながら見ようと思った。

追記

 だいたい、体操しようとか思い立っても3日で挫折する人なので、その後ボヨヨンボール(と勝手に名付けた)はどうなったかと言うと、食卓の椅子になってます(笑)。これで運動したいのは山々なんだけど、座ってるだけならともかく、うちには体を伸ばして乗っかるだけのスペースもないことに気づいたので。
 いや、無理すればできないこともないけど、万一失敗してボールから落ちたり転げたりした場合、大変な惨事になる(その辺に積んであるものにぶつかってガラガラドッカーン→壊れる→痛い)ことは目に見えてるので、片づけてからじゃないとできないや。でも今はとてもそんな暇ないということで、おあずけ。
 やむなく椅子にしているが、今ある椅子より座り心地がいい。うちの食堂の椅子はアンティーク風の凝ったやつで、デザインは気に入ってるんだが、どうも座り心地が悪いんだよね。
 いっそ、空気を入れてふくらませるビニール椅子作ってくれればいいのに。と思ったら、そういうのすでにあるわ(笑)。シムピープルにも入ってたし。なぜか日本じゃほとんど見ないんだけどね。
 パソコン椅子に使ったら気持ちが悪くなった理由は、ボヨンボヨンしながら細かい字を読んでたせいだろう。車の中で本を読むと気持ち悪くなるのと同じ。でも飯食いながらなら‥‥めっちゃ胃に悪そう!
 でも楽しいよ、これ。果たして運動になってるのかどうかはともかく、ボヨンボヨンしてるだけで楽しい。部屋のすみにこれが転がっているのを見ると、無性に乗っかりたくなる。人間というのはやっぱり本能的にボール遊びをするようにできてるんだと思う。
 実を言うと、今ほしいのはサッカーボール。家の中でもリフティングの練習(できないです。できないから練習したいだけ)ぐらいならできるんじゃないかと思って。でも、失敗した場合‥‥やっぱりもっとひどい惨事になりそうだ。だいたい家の中で運動しようっていうのが間違ってるんだが、この暑さじゃ私は一歩外へ出ただけで死ぬので。

2008年8月15日 金曜日

横目で見た北京オリンピック

 あー、馬、暑い暑い言ってる‥‥

 こんにちは。北京オリンピック見てますか? 私は見ないと決めてたんですがね。そもそもオリンピック嫌いだし、中国嫌いだから。(国が嫌いなだけで、友達には中国人もいる)
 あんな嘘で固めたオリンピック、見れば不愉快になるだけだし。何が嘘かと言って、「スポーツと政治は別」という中国当局のお題目ね。これだけ政治臭がプンプン臭うオリンピックはナチス・ドイツのベルリン・オリンピック以来なのに。ま、そういう国に決めたオリンピック委員会も同じ穴のムジナってだけで。
 チベットの抗議運動がなかったとしても、これだけキナ臭いオリンピックは見たことがない。普通、こういうお祭りでは、競技結果以外にも「こぼれ話」として、ちょっといい話がいろいろ報道されるものなのに、なんか聞こえてくるのはネガティブな話ばかり。
 でもけっこう感動したのは、開会式で歌を披露した美少女は口パクで、不細工だけど歌のうまい子は影で歌ってたという話。いやー、これはSFだよ! ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの『接続された女』。世界的なトップモデルの絶世の美女は遠隔操作の張りぼてで、「中の人」は二目と見られないブスで、しかも脳に電極刺された実験室のサル並みの扱いを受けているという話。社会派のティプトリー・ジュニアのことだから、これはもちろん、人権なんか無視される商業主義の悪を訴えるディストピア小説なんだが、それを現実にやってしまう国があったとは。いつも言うが中国恐るべし。
 中国のニュースでこれだけ受けたのは、はげ山が見苦しいからと言って、山全体を緑色のペンキで塗ってしまったという、エコロジストが聞いたら卒倒しそうなエピソード以来だな。体裁さえ整えれば中味は問わないお国柄なんですね。日本人も体裁を気にするが、さすがにそこまでする勇気ないもんね。

 そんなわけで、見る気はなかったのだが、開会式と初日の競技だけはつい見てしまった。あ、もちろんサッカーも。
 開会式はお得意のマスゲームと吊り以外は見るものなし。でも、中国の歴史と伝統がテーマだそうだから、毛主席がどこでどういう形で出てくるのか気になって、つい最後まで見てしまった。そしたら、共産革命には一切触れず! だってあれ、中国4千年の歴史で最大の事件じゃない! これも一種の「臭いものには蓋」なんだろうか?

 日本選手に限って言えば、まったく戦うことなくして破れた初日の柔道軽量級と男子サッカーのふがいなさは、いっそ見ていて爽快感さえ感じるものだった。柔道ではメダルも取ってるようだけど、なぜか私が見ると日本選手はボロ負け。100キロ級のときも、テレビを付けたらちょうど鈴木桂治の試合で、前回チャンピオンが1回戦で見事な一本勝ち、じゃなかった負けを喫するところを見てしまった。
 それはそうと、鈴木の相手のモンゴルの選手にはちょっと感じるものがありましたね。短足のチビが大男を豪快に投げるってのは、一昔前の日本の柔道を思わせたので。それでこの人を応援しようと思っていたら、本当に優勝してしまったので驚いた。最近の日本人はかっこよすぎるよ。やっぱり柔道は短足でなくちゃ。
 でまあ、柔道にしろサッカーにしろ、敗因はあれこれ言われてるけど、私に言わせりゃ勝てたらそのほうが不思議。なにしろ今どきの若いもんの闘志や根性のなさは、日頃、いやってほど見てますからね。「今どきの若いもんは」というのは年寄りの口癖だが、何百人という学生を何十年と見てきて、毎年毎年、目に見えてダメになっていくんだから、これだけはほんと。

 中でも、私が見た中で、これより下があるとは思えないほど最低の学生は、オリンピック選手がいたかどうかは知らないが、少なくとも全国大会級のスポーツ選手ばかり集めたクラスだったんだから何をかいわんや。
 いや、勉強ができないのは当たり前だから、そんなことを言ってるんじゃない。バカ学生はバカなりにかわいいのだが、問題はこいつらが、揃いも揃って(ほぼ9割がた)、最低限の努力もせずに、つらいことはすべて卑怯で姑息な手を使って逃げようとする真性バカだったから。おかげさまでこの1年で、スポーツ選手というものに対する考えがすっかり固まってしまったよ。
 どんなバカ・クラスでも、いちおうはみんな少なくとも課題は期限までに出そうとか、テストはわからなくても何か書こうとかするじゃない。こいつらはそれすらしない。おまけに同じ答案があるはずのない自由作文で、他人のを無断で丸写しにして出し、問い詰められても知らん顔で逃げ、日本のスポーツ界の将来を憂えた私が、不正は自分のためにならないことをこんこんと諭すメールを書いて送っても無視。ここまでだらしなく、頭が悪く、無気力で、卑劣な連中を野放しにしているというところだけを見ても、日本のスポーツ界の内情がわかるってものである。そういう奴らに根性出せとか気合いを入れろとか言っても無理!
 日本選手は女子の方が勢いがあるのも大いにうなずける。どこのクラスでも、一生懸命やってるのはたいてい女の子のほうだもん。
 もちろん、金メダルを取るような人はそんなことはなく、それこそそのために人生のすべてを賭けて、血へどを吐くような練習をしてきているんだろうが、それはそれでうんざりするので考えたくもない。たかがスポーツにそこまでするなんてやっぱりアホやん(笑)。
 腑抜けみたいな日本柔道を見てうんざりしていたが、最後の無差別級を制した石井は、言ってみればそういうフニャラケた甘ったれのお嬢ちゃんお坊ちゃんの対極にあるような選手で、このクラスにしては小柄な体で金メダルというのはほめられていい。だけど、試合後のインタビューを聞いたら、絵に描いたような国○舘で、おまけにあたま空っぽというのが見え見え! そういや、なんで柔道嫌いだったか思い出したよ。柔道というのは見ている分にはおもしろい競技なのだが、あの時代錯誤な体育会体質が死ぬほど嫌いだったんだ。こういう奴はこういう奴で、無性に顔面に蹴り入れたくなるんですけど(笑)。

 だいたいが、スポーツ選手なんかをヒーロー扱いするのは間違ってるよ。世の中にはそれこそ、自分の資産や時間を投げ出し、中には命を賭けて人助けのために働いている人たちもたくさんいるのに。そういう人たちは賞賛されてもいい。だけどスポーツ選手なんか自分の名誉と金のために戦ってるだけじゃない。それをあんまり持ち上げるのはどういうものか。

 だいたい、このクソ暑いのにスポーツなんかやるな! 高校野球なんて、見ただけで頭が痛くなるから見るのもいや。それでも半分はベンチに座ってて、残りもほとんど突っ立ったままの野球はまだいい。最悪なのは90分間全力で走り回るサッカー。あの寒い国で生まれたスポーツを、真夏の極東なんかでやるなよ。
 その意味、まだ耐えられるのは水泳とかカヌー。マラソンなんかも見ているだけで吐き気がしてくるので嫌い。
 水泳と言えば、確かに北島康介は強い。だけど、同期にフェルプスという怪物がいては、2冠ぐらいで騒いでるのは日本だけ。気の毒だったね。
 ところで冒頭に書いたように、馬は全身滝の汗で泡吹いてるので、いかにもつらそうに見えるけど、あの人たちはもともと暑いところで生まれた動物なので暑さには強いのだ。あの短毛も薄い皮膚も、盛大に汗をかけるところも、暑さへの適応だからね。

 話は変わるが、同じ新興大国の中国がメダルを取りまくっているのに、インドはスポーツがまるでだめという記事がおもしろかった。そうだよねえ。インドと言えば頭脳で売ってるんだから、メダルなんか取る必要なし。その意味、メダルが取れる日本はそれだからバカなのか。

 というふうに辛辣な目でオリンピックを見ていた私だが、唯一楽しみにしていたのはもちろん馬術。(高校で馬術部だったんです) 特に今年は67才の法華津寛という最高齢選手が出場するので、話題性から言っても、きっとテレビ中継があると思ったから。もちろん日本選手は毎回出場しているのだが、まずテレビでなんかやってくれないからね。それをさっきまで見ていたわけだが、見れたのは良かったけど、録画で、しかも見れたのは日本の3選手と上位の2人だけ。ちぇっ。
 しかし、日本選手と外国のトップ選手を並べて見せるのは酷だよねえ。あれじゃ素人にもレベルの違いがはっきりわかってしまう。それでも法華津さんは、たしかに他の女性2人とは桁違いのうまさで、順調ならば入賞も十分ねらえる腕前だったのだが‥‥
 結果はご存じの通り、馬が大型スクリーンにおびえて、途中でくるりと振り向いて逃げ出す始末。ていうか、馬術競技場にそんなの置くな! と言いたいところだけど、他の馬は気にもしてなかったからねえ。運が悪かった。
 でもかわいそうだった。入ってきたときから、こわくてピリピリしているのは目に見えていたので。馬にしてみれば、「こわいのがいるのがわかってるのに、こんなとこ連れてきてひどいわ、ホケツさん!(ちなみに馬は女の子)」という感じだっただろう。
 練習の時点でわかってたんだから、なんとかならなかったのかねえ? 彼のときだけスクリーン消してもらうとか。それが無理なら、いっそ馬に目隠しして演技するという手もある。(ルール的に許されるのかどうか知らないが) 本当に優秀な人馬なら、理論的には可能なんだがねえ。
 まあ、彼はまだ67才なので、4年後のロンドンがあるさってことで(笑)。

 ところで、そんなに金メダルがほしいかい? だったら、日本人の弱点である、体が小さくて筋力がないことが不利にならず、逆に有利に働く競技。しかも、金をかければかけただけ、確実に強化が可能な競技に国をあげて取り組んだらどうか?
 何かと言えばもちろん馬術である。体力や体格が関係しないのは、あらゆるスポーツの中で男女がいっしょに戦う(ばかりか、しばしば女性の方が強い)競技が馬術だけであることを見ればおわかりの通り。
 金をかければいいというのは、金さえあればいい馬が買える、そして3割(障害はもっとか?)は馬の優秀さで決まるスポーツだからだ。金がかかる競技なので、競技人口が少ないこともメダルへの近道。(柔道で小国の選手が活躍するのはもちろんお金がかからないからである。逆に金のかかる水泳なんかは白人ばっか) おまけに選手生命がめちゃくちゃ長いので、ひとり優秀な選手を育てれば、その後50年間使えてお得(笑)。おまけに見ても楽しいし、もう国のスポーツ予算はすべて馬術につぎ込むといいよ。手始めには国民に馬術に親しんでもらうために、各市町村に無料の乗馬クラブを作ってもらえると、(金がなくて馬に乗れない)私がとてもうれしい。

 ところで私は今からロンドン・オリンピックが気になっている。なんで今さらオリンピックなんかやらなきゃならないんだか。なんだかろくなことにならないような、いやな予感がするんだよね。
 とりあえず、いちばん気にかかってるのは、開会式で歌うのは誰かってことなんだけど。
 え? 東京への誘致? 東京オリンピックを生で見た世代(甲州街道にゴザ敷いてアベベも見た)としては、「やめてよ」としか。

おまけ 閉会式

 あれからぜんぜんオリンピックは見てなかったのだが、閉会式だけは見た。次開催のロンドンが何かパフォーマンスやるはずだったから。パフォーマンスは例によって意味不明だったが、私が気にしていたのは歌だけ。そしたらLed Zeppelin。ひえー! なんでまたそんなカビ臭いの! Jimmy Pageがギターを弾いて、新人歌手のレオナ・ルイスが“Whole Lotta Love”を歌ったのだが、文句を言いつつも、それまでまったく他人事でどうでもいい感じで見ていた私も、ホームグラウンドに帰ってきてほっとした気がしたのも事実。
 でも英国でスポーツといえばQueenじゃないのー? なんかスポーツとロックというと、“We Are the Champions”が自動的に頭の中で鳴り響くので。もっとも、ここで“We Are the Champions”と歌ってしまっては嘘になるか(笑)。でもやっぱり開会式ではぜひ聞きたい。あの「ズンズン、タッ! ズンズン、タッ!」ってリズムを。
 ベッカムもきっと出てくると思って、それも少し期待してたのだが、これまたまるきり意味不明。なんでここでベッカムが出てきてサッカーボール蹴るんだよ? ワールドカップじゃないのに! オリンピックとなんの関係もないじゃん(笑)。ここまでやったからにはロンドンではサッカーでメダル取らなきゃ許さない。(それ以前にワールドカップをなんとかしてほしいが) まあ、少なくとも開催国なので予選落ちはないだけましか(苦笑)。あれ、オリンピックじゃそういうのないんだっけ?
 しかし、今回のメダル獲得数を見てびっくりしたのは英国の躍進。いちおう強化政策は取ってるわけか。いや、「英国人とスポーツ」というのは私の得意テーマでありまして、英国民ほどスポーツ好きの国民はいないのよ。だけど、選手の成績はぜんぜんふるわない(笑)。たまーに天才的選手が出てきてメダル取るけど。
 というのも、スポーツというのは元もとが貴族階級の遊びだから、死に物狂いで練習するとか、死んでも勝つってのは国民性にまるで合わないのよね。これがどこまで変わるか楽しみ。と、やっぱり英国ってことになると、つい肩入れしてしまうがどうなることやら。

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